千葉県地域医療支援センター

セミナー

終了したセミナーのレポートです。

第4回外科手術基本手技セミナー

2011年6月19日(日) 9:00~18:00

ハンズオンセミナー

【受講生】千葉県内の医療機関に勤務する「外科コース後期研修医」「外科志望初期研修医」
【開催場所】千葉大学 大学院 医学研究院 動物実験棟

内容

6月19日(日)9時から18時まで、千葉大学大学院医学研究院 動物実験棟において、「第4回外科手術基本手技セミナー」を開催しました。今回は県内の医療機関から外科コース後期研修医、外科志望初期研修医6名が受講、千葉大学医学部附属病院総合医療教育センター相田先生のご指導のもと、ブタを用いた手術を通して「外科基本手技」「全身麻酔の導入・維持」「手術の直接介助・間接介助」「手術室におけるマナー・注意事項」などを学びました。
今回の実習では、麻酔、開腹、超切除・吻合、胆摘、腎摘、脾摘と一通りの基本手技が経験ができるということで、受講者のみなさんは片時も気を抜かずの真剣に取り組まれていました。開腹の術者が1年未満と未経験者のため、手間取ったところも多く見られましたが、逆に良い経験をしてもらえたと思います。また、腸切除・吻合は一人ひとり経験してもらえましたし、腎摘は泌尿器科以外では経験できない手技なので大変よかったと思います。いろいろな先生から、たくさんのアドバイスをいただくことができ、大変勉強になったとの声が多く聞かれました。
受講者アンケートからは、「このセミナーに参加して良かったこと」の中には
“手技の経験ができた” ということの他に “術者になり初めて分かることあると感じた” “他病院のドクターと交流できた” など実際の手技以外の部分でも収穫があったようです。
将来、外科医を目指している研修医の皆さんにおいては、通常のオペでは出来る手技が限られて実際の練習がなかなかできない中で、その手法を学べる絶好の機会、充実したセミナーであったことと思います。
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