千葉県地域医療支援センター

セミナー

終了したセミナーのレポートです。

第2回 心臓血管外科手術セミナー(冠動脈バイパス術)

2011年11月6日(日)10:00~12:30

ハンズオンセミナー

【受講生】心血管外科に興味がある千葉県内の医療機関に勤務する初期・後期研修医
【開催場所】千葉大学医学部附属病院 3階 シミュレーションセンター

内容

11月6日(日)10時から12時30分まで、千葉大学医学部附属病院シミュレーションセンターにおいて、「第2回心臓血管外科手術セミナー」を開催しました。今回は、心臓血管外科に興味がある方、将来心臓血管外科志望の初期研修医4名が受講、千葉大学医学部附属病院 心臓血管外科 黄野先生・石坂先生のご指導のもと、ブタの心臓を用いてマイクロサージェリーにおける血管吻合の基礎を学びました。
今回の実習では、持針器の持ち方・運針の方法から血管の剥離、血管吻合の手順(パラシュート吻合)、運針方法など実際の吻合で注意すべき点をふまえ豚の冠動脈を吻合する、心臓血管外科における血管吻合テクニックを習得しました。
2時間半の実習でしたが、両講師の熱心なご指導と常に真剣な姿勢で取り組まれる受講者にとってはあっという間の時間のようでした。こういった実際のブタの心臓を使用して行う血管吻合は日常なかなか体験できませんので、“もっと長い時間やりたかった”という声が多く聞かれました。
黄野先生曰く、上達のコツは“持針器・鑷子・針を持つ感覚を養うこと。そのためには繰り返し練習をすることが上達への近道”とのこと。繰り返し行うことがスピードにつながり、あとは自身がどれだけこだわるか?といった具体的なお話も伺えました
研修医の皆さんにおいては、日常なかなか習得できない術法を学べる絶好の機会、充実したセミナーであったことと思います。セミナーの受講回数には制限はありません。先生がおっしゃられていたように“繰り返し”が大事、一度参加しただけで上達することではありませんので是非次回もまたご参加ください。
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